このページはHomeご葬儀マナー
普段接する機会が少ない葬儀マナーを習得してみてはいかがでしょうか。
危篤の知らせを受けた場合
普段着のままで構わないので、何をおいても駆けつけましょう。
訃報を聞いた場合
訃報の知らせには故人との関係や状況を考え、すぐに弔問するべきか判断します。
関係の深い方は、白を貴重とした派手な色使いは避けた枕花をお持ちすると良いでしょう。花束を備える場合は花瓶が無いことも考えられますので、アレンジメント風の枕花をお持ちすると良いでしょう。
通夜のマナー
・通夜は、通常一時間程度行われるので、その間に弔問するようにします。
・受付では、お悔やみを述べてから記帳します。
・香典を差し出す場合は、相手に名前を向けます。
・名刺を渡す時は、左下の角を表側へ折って出します。
・受付がない場合は、遺族にお悔やみを述べ、香典は祭壇に名前を自分側に向け供えます。
焼香の仕方
焼香の回数は宗派によって違いますが、一般会葬者は一回でも二回でも構いません。立礼(立って行う拝礼)と座礼(座って行う拝礼)の焼香の作法は同じです。
1.香を3本指でつまみ目の高さでいただく
2.香をくべる(もやす)
3.合掌し遺影(位牌)に一礼、遺族に一礼し席に戻る
数珠(じゅず)の扱い方
焼香する時は左手、合掌する時は両手にかけて、親指と人差し指ではさみます。使わない時は、左手で房を下にして持ちます。
神式(神道)の場合
神事で行う「玉串奉奠」は、仏式の焼香にあたるものといってよいでしょう。玉串とは榊の小枝に紙垂(しで)をつけたものです。玉串奉奠とは、玉串に自分の心をのせ、神にささげるという意味がこめられています。
1.やや手前で一礼します。
2.左手で葉の部分を支えながら、右の手のひらを返し、玉串を半回転させます。
3.枝元を祭壇に向けて玉串案に供えます
4.遺影を仰いで深く二礼し、2回しのび手(音を立てない)でかしわ手を打って一礼し、2、3歩後ずさりします
5.向きを変えて神職と遺族に一礼し、席へ戻る
キリスト教
仏教の焼香にあたるのが献花です。花は持参してもかまいませんが、多くの場合会場に準備してあります。 根本を祭壇側に、花を手前に向けて献花台に供えます。
通夜ぶるまい(通夜式後の食事)
故人の思い出を語りながら、用意された食事に箸をつけるのが礼儀とされています。飲み過ぎは控え、車で来た時はお酒を断りましょう。
香典
・香典袋は、「御霊前」が宗教に関係なく使えます。紙幣は古いお札を入れ、ふくさに包んで持参します。
・香典の金額ですが、両親や兄弟姉妹の場合約5万円〜10万円、祖父母や親戚では1万円〜2万円、友人・知人・ 仕事関係などでは5千円〜1万円くらいが一般的です。
供物・供花
供物や供花を贈る場合、事前に遺族の意向を確認しましょう。
※地域慣習により一般的なお供物の種類は(生花・花輪・盛籠等)。その他(回転灯籠、お茶等)があります。
葬儀・告別式のマナー
葬儀・告別式に参列する場合、儀式に参加するという意味で中座せず、参加することが一般的です。焼香が終わってもなるべく残り、合掌して出棺を見送るようにします。
弔辞を頼まれたら
1.弔辞の依頼があったら、引き受けるのが礼儀です。
2.弔辞の朗読時間は三分くらいが目安となり、内容はできるだけ自分の気持ちを素直に表現しましょう。
3.弔辞を読む時には、祭壇の前に進み遺族と遺影に一礼し、故人に語りかけるように話します。
お清めの仕方
通夜や葬儀・告別式から帰ってきたら、玄関に入る前に塩をひとつまみずつ胸と肩のあたりに振りかけ、お清めをします。
弔問できないとき
どうしても事情があって弔問できない場合は、弔電(お悔やみ電報)を喪主宛に送ります。後日、ご自宅に伺う。(香典をお持ちしてもかまいません)
法要に招待されたら
案内状がきたら、なるべく早く出欠の返事を出します。出席する時は、供物料を持参します。現金を包んで行く事が一般的なので、金額は1万円を目安にする人が多いようです。
不幸を後で知ったら
すぐに電話や手紙でお悔やみを伝えます。先方の都合を確認した上で、できるだけ早く弔問しましょう。(香典をお持ちしてもかまいません)